ノースマンLOVER

シュミのハバとかを広げよう。シュミのタカサとかも広げよう。

東京獺祭の会2016に参加しました

はじめに

様々な種類の獺祭が飲み放題という夢のようなイベント「東京獺祭の会2016」に参加してきた。

以前の記事でも紹介したが、旭酒造が毎年2月に開催しているこの会に初参加してきた。

north-man.hatenablog.com

近年の獺祭人気の高騰もあり、非常にチケットのプレミア化が進んでいるこの会。

今年は2/12、13、14の3日開催だったのだが、申し込みは募集開始15分で3日分が完売したらしい。

各会320人くらい参加できるので、3日で1000人弱が参加可能。

それが15分で完売ってアイドルのコンサートかよ笑

今年の東京獺祭の会は例年のビュッフェスタイルの立食形式と異なり、フルコース料理付きの着席形式だった。 (会費は例年より2,000円高く、6,000円)

毎年参加している人が言うには、立食形式のときは開始直後に食べ物の取り合いになり均等に料理が行き渡らないし、落ち着いて楽しむことができなかったそうな。

参加者全員に楽しんでもらいたいという旭酒造の心遣いを感じますね。

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獺祭のラインナップ

当日は全12種類の獺祭が用意されており、限定品を除く9種類が飲み放題だった。

獺祭を順に紹介していく。

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飲み放題だった獺祭シリーズ

純米大吟醸50>

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居酒屋や酒屋などで一番目にする機会が多いこの獺祭

淡麗な味がする獺祭界の中では比較的濃厚な味わいがする。

ちなみに50はお米を50%まで磨いたという意味。

純米大吟醸 磨き三割九分>

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飲み屋においてあると三割九分あるじゃん!ってちょっとテンションが上がるこの獺祭

純米大吟醸50よりもすっきり飲みやすい感じもあるが、濃厚な味わいも十分ある。

これはお米を39%になるまで磨いている。

純米大吟醸 磨き二割三分>

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飲み屋で見つけるとものすごくテンションがあがるのがこの獺祭

( 1杯2,000円とかするけど^^; )

23%まで磨かれてくるとかなり洗練されたきれいな味わいになる。飲みやすい。

純米大吟醸 磨き三割九分 遠心分離>

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遠心分離の技術を使い無加圧状態でもろみから酒を分離しているらしい。

通常の磨き三割九分よりもすっきり飲みやすい味わい。

純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離>

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こちらは遠心分離の無加圧で搾ったものと通常の圧力をかけて搾ったものを分離したものをブレンドしているらしい。

かなり洗練されたきれいな味わいと感じた磨き二割三分よりもさらに繊細な味わいでものすごく飲みやすい。

このときはこれが一番うまいと思った。

<発泡にごり酒 スパークリング50>

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純米大吟醸50の濃厚さ・味わいを残しつつも爽やかな炭酸の感じが良い。

<磨き三割九分 スパークリング>

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スパークリング50よりもすっきりしていて繊細な味わい。

栓を抜くときポンってなるのもいいね。

純米大吟醸48 寒造早槽>

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10月から3月の期間限定で発売しているのがこの“しぼりたて”の獺祭

濃厚でフルーティーな味わいがして美味しかった。

<温め酒 50>

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燗酒用の獺祭。40度くらいに温めるのおすすめらしい。

燗酒特有のふっくらとした味わいが口の中に広がっていく感じがたまらん。

一杯限定の高級獺祭シリーズ

<磨き二割三分 発泡にごり酒

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こちらの獺祭は聖夜限定品。繊細できめ細やかな泡立ちで本当に飲みやすい。

澪の百倍くらいうまいな。

スパークリング日本酒界最強の一品。

純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離 おりがらみ>

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二割三分遠心分離のおりがらみバージョン。こちらは元旦限定品。

遠心分離二割三分よりも濃厚で甘い味わい。名前が長くて必殺技みたい笑

jp.sake-times.com

<磨きその先へ>

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そして、最後に紹介するのはこの獺祭。その名も磨きその先へ。

以前の記事でも紹介したワインに対抗するために造った高価格帯の獺祭

そのお値段720mlで32,400円なり。

常識的な純米大吟醸では踏み出せない酒質を目指し造られたこのお酒。

うまい、うますぎる!!飲んだ時の透きとおる感がハンパない!!!

どんだけ洗練されているんだこのお酒。これぞキングオブ獺祭

純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離よりも全然うまかった。

獺祭の会の様子

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こちらは獺祭のおちょことオリジナルワイングラス。

以前の獺祭の会ではおみやげとしてもらえたらしい。

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旭酒造代表取締役の桜井博志さんのあいさつもありました。

桜井さーんって叫びたかった笑

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全部の写真は撮り忘れたけどフルコースも堪能しました。

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そしておみやげに獺祭チョコレートを購入。

獺祭三割九分スパークリングを使ったホワイト生チョコ。贅沢。

おわりに

最高に幸せな時間を過ごせた。

ありがとう旭酒造。ありがとう獺祭

チケットとれるかわからんけど、毎年参加したいな。

獺祭の旭酒造社長の著書「逆境経営」を読みました

はじめに
 獺祭で有名な旭酒造の社長の著書「逆境経営」を読んだので、要点まとめと感想を書く。
  
 
 この本は、一時はつぶれかけていた旭酒造を立て直した桜井社長の経営奮闘記である。
 
追い込まれてこそ、行くべき道が見える
 一般的に日本酒造りは酒造自体が行っているわけではなく、酒造りの技術者集団である杜氏を雇って行われる。杜氏は夏場は農業をやっており、暇な冬場に杜氏として日本酒を造るケースが多い。そのため、日本酒は冬場のみに作られる慣習になっている。
 しかし、旭酒造には杜氏が存在しない。(正確に言えば最初はいたが、事業に失敗して逃げられた。)酒造りをマニュアル化し、社員の手で行っているのである。そのため冬場以外も酒造りができ、全国でも類を見ない「四季醸造」(冬場だけでなく、年間とおして酒を造る)の体制を可能にしている。
 
「経験と勘」は数値化して「見える化」する
  杜氏に頼らず、社員で酒を造らなければいけないため、徹底した数値管理を導入している。「経験と勘」を活かした熟練者のみができる酒造りではなく、普通の社員が毎日の決まった仕事をたんたんとこなすことで、最高の品質を可能にする酒造りの構築を目指している。
 

伝統にはこだわるが手段にはこだわらない

 旭酒造の伝統は、“より優れた酒を目指して「変わる」こと”とのこと。 日本酒業界で初めて遠心分離機を導入したり、次々新しいことに挑戦している。
 
よりよいものがあれば、風習にこだわらない
  日本酒を提供する際に多い、マスの中にグラスをいれてそこに酒を注ぎこぼすように入れるスタイル。マスが本当にきれいか、本当に180ml入っているのか、飲み始めはこぼさないように背中を丸めて慎重に飲まないといけない(カッコ悪い)など、このスタイルに対して桜井社長は不満をもっている。そこで旭酒造では「注ぎこぼさなくて、しかもカッコいい」酒器をとしてワイングラスを選び、ワイングラスで日本酒を飲む新しいスタイルを提唱している。またオリジナルワイングラスも提供している。
 
 
理想的な<獺祭>を世界で見せたい
 旭酒造はパリ・ロンドン・ニューヨークに獺祭の直営店を展開している。しかし、世界的には日本酒はワインと比べて格下だと認識されている模様。その理由の一つとして、日本酒には高価格帯のものが存在しないことを挙げている。ワインには1本何十万するものもあるが、日本酒にはない。そこで、海外市場を開拓するためにも、旭酒造は<獺祭 磨き その先へ>を開発した。720mlで3万円以上する。ただ高いだけの酒ではなく、値段に見合った品質を提供しているとのこと。
 
感想
 旭酒造は古い慣習がたくさん存在する日本酒業界に革命をもたらした企業だと感じた。日本酒は杜氏が職人のワザを駆使して造ってなんぼという人もいる。(実際に先日訪れた飲み屋の店員が獺祭は社員が造っているからだめだと言っていた。)しかし、私は獺祭は他の日本酒に全然劣っていないと思うし、むしろ一番好きだ。今後も旭酒造には日本酒業界で様々なブレイクスルーを起こしていって欲しいと思う。
 
 ちなみに2/13(土)に東京獺祭の会というイベントに参加してくる。

https://www.asahishuzo.ne.jp/info/event/item_2380.html

 

 全種類の獺祭を飲むことができ、獺祭の最高級品種<獺祭 磨き その先へ>も飲めるとのこと。桜井社長も出席するらしいので、チャンスがあればお話してみたい。楽しみ。

 

 

 

BLOGはじめました

BLOGはじめましたの理由

私はわりと多趣味である。

野球、バスケ、ゴルフ、自転車、マラソン、日本酒、スープカレーミスチルなどなど。

一方でこんな言葉がある。

多趣味は無趣味

・・・多趣味な人は一つ一つの趣味が浅くなりがち。全部胸はって趣味って言えるのだろうか。

でも私は多趣味を無趣味にしたくない!

いろんなことを広く深く欲張って、楽しんでいきたい!!

take-she12.hatenablog.com

この記事によると、

「アウトプットを増やせばインプットも増えます。そしてその循環がどんどん加速していって、ものすごいスピードでいろんなものが頭から入っては出て行くことで自分の風通しがよくなる。血が巡るような、そんな感覚。」

だそうな。

インプットとアウトプットの循環を活性化し、趣味経験値をさらに高めていきたいとの思いから私のブログ生活がスタートしました。